聖地巡礼

2025(R7)年9月7日(日)

この日は金ケ崎町の敬老会で演舞をさせていただいたのち、メンバーの希望者と『繋祈永刻』の主人公であるさよ姫に関連する史跡を訪問しました。


(その1)高山掃部長者屋敷跡・膽澤宗宮高山稲荷神社

他の史跡からは少し離れており水沢佐倉河に位置するのですが今日の出発地点が金ヶ崎だったのでルートに組み込みました。物語の発端となった慈悲深い長者と強欲な妻(⇒大蛇に変身)の屋敷跡と伝えられる所です。
焼米が出土したことにより大蛇が暴れて屋敷が火事となった話と結びついたらしい、という話など。

神社の由緒書きから長者やさよ姫に関する記述を拾い読みしてるとこです。

参考(過去記事)⇒胆沢のさよ姫史跡探訪(2)高山掃部長者・郡司兵衛義実編

(その2)見分森

見分森には展望台があります。スマホ地図で東西南北を合わせてさよ姫の故郷九州の方角(南西)や、連れて来られた際に逗留した屋敷の方角(東)、そしてさよ姫がこれから向かうルート上の垢取り石や四ツ柱(北西)、長者の屋敷・角塚古墳の方角(だいたい北)などぐるりと見渡してもらいました。水不足の2025年胆沢平野ですがこの日は雨模様で景色も少し霞んでおります。

参考(過去記事)⇒胆沢のさよ姫史跡探訪(再-1)見分森展望台

(その3)久須志神社・薬師堂

手前に神社、奥に薬師堂。神仏分離して両方現存。翌9月8日が例大祭の日らしく、人の気配はありませんでしたが綺麗に整備されておりました。今回の史跡めぐりの中で聖地中の聖地といえばこちらの薬師堂ということになるでしょう。

過去記事⇒胆沢のさよ姫史跡探訪(3)さよ姫編


メンバーからの率直な声としては見分森の展望台を目指した際の高低差!足腰きつい!足元の泥!といったものがございました^_^)
あそこはさよ姫の気持ちになってみましょうと登ってみたのですが、高低差!足腰きつい!なんてのも姫の本音だったのかも知れません(笑

そして各所に土地勘のある(=小学校の遠足等で来たことがある)代表がぐいぐい進んだのが印象的でした。

今回見た他にも高山掃除部長者・さよ姫の史跡は胆沢平野のあちこちに残されています。何故?というに昔の人がこの物語をめちゃくちゃ気に入っちゃったんでしょうねというのが今現在の筆者の感触です(ここ重要)。だからこそここは!さよ姫が腰掛けた石!ここは!尼になった所!だったらここは!泣きながら登った坂!という多発的なお国自慢合戦が勃発し(笑)もともと作り話であったものを現実に落とし込んで伝説化していったように想像しております。

総体的には芦刈の自由研究発表にメンバーを付き合わせてしまった感がなきにしもあらずでしたがA;^-^)…『繋祈永刻』も3年目に突入しますのでね、メンバーそれぞれ曲に対する思い入れなどあると思いますので踊る際のイメージのふくらみになってくれれば良いなと思います。


(追記)繋祈永刻に関する史跡巡りは以上でしたが、あと一か所、ちょっと行ってみるかと立ち寄ったところがございます。これについては当面内緒^^

Posted by hiyu-rin